頼む!あともう少しだけ

全てがナンセンスです

無職が半年働いた

仕事を始めてからもう半年が経過しようとしている。正直、こんなにも長いことこの仕事を続けることになるとは思わなかった。

もう始める前から危ない匂いがしていたのだが、案の定、薄給でこき使われることになってしまった。なぜこんなことになってしまったのか。それは他の仕事に移るための準備が全く進んでいないからである。

もう驚くほど就職活動をしていない。年齢的な問題もあり、こうして決断を先延ばしにすることが、自分にどれだけ不利になるのかはもう身にしみてわかっているのだが、仕方があるまい。

就職活動どころかもう求人情報すら見なくなってしまった。面倒くさいのである。

 

今はレンタルしたDVDを観たり、ちょっと昔の名作漫画をネット喫茶で読み耽ったり、無駄に文章を書いたりして過ごしている。絶望的である。絶望的であるが、ioゲームを一日中プレイするよりはマシかもしれない。いや、絶対にマシである。

そう、これが私が今、私自身に言える、最大限の言い訳だ。

 

ところで、私の仕事内容はこれ以上ないくらいに簡単なものだが、そんな簡単な仕事でも悩みが生まれる。今感じていることを書こうかと思う。

診断したことはないが、私は自分のことを軽度の注意力欠陥障害ではないかと思っている。私の苦しみを理解できる人がいたとしたら、その人も私の仲間かもしれない。

 

仕事のミス

例えば、誰も間違わないような簡単な仕事があったとする。そんな仕事でミスをしてしまったらどうだろうか。それも、何度もである。

私には耐え難いことだった。こんなに簡単な仕事さえ、自分にはできないのか。ひどい自己嫌悪に陥り、もう職場に行きたくないとさえ考えるにいたったわけだ。

しかし私は思った。それは自分が傷つきたくない言い訳にすぎない。私は完璧ではない。ミスをする人間なのである。とんでもない大馬鹿者なのかもしれない。そもそもやる気がない。だが、そんな言い訳を並べても仕方ない。現実としてミスをしてしまうのだ。

では、どうするか。道は2つある。気にせずミスをし続けるか、ミスを減らす努力をするか。私は後者を選んだ。まぁ、前者を選ぶのはかなり特殊な事例であろう。

その努力をするのは職務中だけに限定した。ミスをしないために何をすればよいのかを考え、考えながら作業をしていたので新たにミスをするほどだった。

帰宅後は仕事を遠ざけた。そうでなければならないと思った。職場が全てではないからだ。

 

人間関係

職場にいるある一人に対して、私はもう、その人と顔を合わせたくないとさえ思っている。だが、大人はそういうわけにもいかない。

どうしてもうまくいかない。もう相手が同じ人間とは思えない。おそらく相手も同じように思っているのだが。

たとえ職場でそんな人と出会ってしまったとしても――仕事をやめない限り――割り切らなければならないのだ。割り切って仕事を進める他にないのだ。

そもそも人間は人間関係に苦しむようにできているのである。それはブッダが提唱した四苦八苦を見れば明らかなのだが、ここでは控えようと思う。仏陀の話になってしまうからだ。

 

給金の問題

契約の更新があったが、給料が全く上がらない。まぁ、これについてはわかっていたことではある。が、時間を切り売りしている身からすると、モチベーションは給料しかないのである。これは由々しき事態であった。

モチベーションを保てない場合、どうすればいいのか。「効率を上げても給料は上がらない。給料が安いのなら、その分の仕事しかしなければいいのだ」という姿勢を取れば良いと考えた私は、モチベーションが上がらない自分を受け入れた。

結果として仕事が適当になってゆく。これに関しては、まぁどうしようもない。雇い主が悪いのだ。

 

 

ここまで書いて気がついたが、私はもうこの安給料の仕事は嫌なのだ。早く金を稼ぐ手段を得て、そこから突破したい。でも面倒くさいなぁ。