頼む!あともう少しだけ

全てがナンセンスです

特になし、創作のために中世ヨーロッパについて調べ物を進めたいというだけ

最近は小説を書いている。ファンタジーなのだが、なかなか進まない。知識不足によって箇所がたくさん出てくるため、そのたびに筆が止まるわけである。

そして設定の変更があれば、ある程度の改稿の必要性が生まれる。永遠に完成しないのではないか、そんな徒労感に苛まれている。

知識不足を感じるのは中世ヨーロッパの封建制度についてなのだが、当時の支配構造がよくわからない。

 

一応、封建制についてはWikipediaで読んだ。しかし、具体的なイメージが掴めずにいる。支配構造などという面倒なものは省いて書くということもできるのだが、私の書きたいものはそこを避けて通れない。

封建制 - Wikipedia

 

 

小説を書くために、いくつかの本を読んでいる。自分の覚書のために書いておく。

・図説 中世ヨーロッパの暮らし

・空想世界構築教典

・イタリア海洋都市の精神

・面白いほどよくわかる 世界の王朝興亡史

あとは本の名前を忘れたが、イギリス貴族の暮らしとか、ヨーロッパの城の本、都市国家の成り立ちとか、各年代における騎士について書かれた本を読んだ。

新たに仕入れたい封建制の情報については、「封建社会」という本が近場の図書館にあるようなので、これも読みたい。本当は封建制を描いた小説があれば参考にしたいのだが、何を読めばいいのかわからないでいる。

気になっているのはオーバーロードだが、どうも肌に合わないので読んでいない。

 

こうして調べ物をしていると、私自身、昨今の支配構造についてもよく理解していないことにも気がついた。その理解があれば、現代の読者に寄り添った文章がかけるに違いない。

 

当時の状況のリアリティを知りたいが、あまりにも現代から逸脱した部分はあえて書かないか、意図的に捻じ曲げる必要があるだろう。

たとえば武士の価値観が「家を守ること」にあるとしても、現代は「個」の時代である。小説にするならば、「個」を大切にしなければ共感できないだろうから。

たとえば切腹。現代人には、名誉を守るために自ら死を選ぶ、そんな生き方は理屈で理解できても、共感はできない。そういうころを意識して書きたい。下手な知識をつけると、そんなことに意識が向かなくなってしまうように思うのだ。

 

 

あらかじめわからない箇所を把握しておき、プロットを作成する段階で調査が完全に終わっていればよかったのだが、どうやら、そう簡単にはいかなかった。見積もりが甘かったようだ。

調べ物もしなければならないが、書かなければ終わらない。書き、調べながら進めるしかない。

私が本を読む速度は、遅い。しかし私には一時、文字すらが読めない時期があった。今もわかりやすい本しか読めないので辛いが、その時に比べれば回復してきた。今月中には書き終える。