元ニートはニートに戻りたくない
20代の元ニートはニートに戻りたくないというアンケート結果がある。久々にニコニコ動画を観ていたらそういうニュースが流れてきた。
人材紹介会社の調査なのである種の意図があるとは思うのだが、妥当な結果だと感じた。ニートにも種類があるが、ニート生活を苦しいと感じてしまうタイプの人間も多いらしい。
ニートに戻りたくない一番の理由は金銭問題で、52%の収入が理由と答えたとのこと。
調査結果では3ヶ月以内にニートを卒業している人が一番多いようだ。
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私からみれば3ヶ月程度のニートには何の問題もないと思う。問題は長期化したニートであり、そういう人間が仕事をするというのは敷居が高くなる。
私など、2年越しのアラサーニートだったので、バイトをするだけでもスタートまでがなかなか踏み出せなくなった。
ブランクが長くなると、次第に腰は重くなってゆく。ブランクが長い理由を問われた時のことを考えてしまうからだ。その理由付けをきっちりできるならいいが、私はそれほど器用ではなかった。そこまで想像して足を止めてしまったことが何度もある。
無職である間、寝る前によく悪いイメージを思い浮かべていた。今ごろ同級生たちはしっかりと社会で働き、役職を得たり結婚をして、まともな人間になっている。それに比べて、自分はどうだ。このまま老後まで生きていける気が、まったくしない…。
私はそうやって先のことを想像したり、他者と比較することでずっと苦しんでいたし、今も苦しんでいる。この苦しみはずっと続くのかもしれない。
いずれにせよ今の私は収入のないニートになりたいとはとても思えないし、同じようにやはり元ニートがニートに戻りたいとは思わないだろう。