頼む!あともう少しだけ

全てがナンセンスです

ioゲーム

今の労働は平日が休みである。都合のいいこともあるが、外に出る時にご近所の目が気になるのがたまに傷だ。だからこうして、何かを書いてフラストレーションを発散しようとしているのかもしれない。

 

さて私は完全無職期間中、非常にくだらないフリーゲームで時間を潰してしまう悪癖が身についてしまっており、現在もその癖からなかなか離れられずにいる。金がないからプレイするのはもっぱら無料ゲームだったのだが、今にして思えばあまりにも何にもならない時間を過ごしたものだ。

 主にプレイしていたのはio.gameである。海外のゲーム開発組織で、webページには無数の無料ゲームがあり、ブラウザさえあればプレイできる。一時期ゲーム実況界隈でミミズのゲームがやたら流行ったのだが、あのゲームを発表したところである。

特徴としてはほぼ全てのゲームがネットゲームであり、対人戦なことだ。(実態はコンピュータ、botを相手にすることは多々ある)。操作は非常にシンプルで、しかもたいして面白くはない。だが、プレイしはじめるとなかなかやめられない。このことについてgats.ioというゲームをかなりの時間プレイした経験をもとに書こうと思う。

 

ランキング

どはまりする原因の1つがこれだと思う。だいたいのioゲームにはランキングがある。そしてあるゲームで一位になることは簡単だ。そういう風にできているからだ。初心者でも運が良ければランキング一位の相手を倒すことができる設計になっているものがioゲームには多いのである。(例外でチーム戦の場所じゃないのにプレイヤー同士がチームを組んでいる場合はかなり厳しい。)

 

対人戦

シンプルなゲームだが、それなりに腕前が反映されるものだ。ioゲームとはいえ、まったくの初心者は上級者(笑)に勝つことは難しい。

しかし、運がよければ初心者でもランキング上位の相手も倒すことができる。それにうまい相手が自分を倒してくる場合でも、何度も挑戦することで倒せてしまうこともある。そこで溜まったストレスを一気に解消できてしまうのだ。麻雀もそうだが、運がよければ下手くそでも上級者に勝ててしまうというのが対人ゲームでは重要な要素なのかもしれない。他の人間を下すことは、気持ちのいいことなのである。

 

そういうわけで、運次第で自己承認欲求を満たすことができるのがioゲームである。当然運がよければ相手を倒せるということは、運が悪ければ相手に殺されるということで、永遠に勝ちつづけられるわけではない。そもそもプレイしているうちに飽きてくるし、疲れてどうでもよくなるので、いつまでもそこにとどまることもないのだが。

 

ちなみにユーザーは、子供が多いと思われる。海外の実況動画をアップしているのは子供が多いからだ。

しかしあるioゲームの日本コミュニティにいるユーザーの年齢をある方法を使って推定したところ、30代くらいのおっさんが多いことがわかった。日本人のioゲーマーは年齢層が高めなのではないかと睨んでいる。

だとすれば現実社会でどうしようもないおっさんが、子供を相手に鼻息を荒くしてプレイしているのだろう。普通に考えて、どうしようもないおっさんでなければこんなゲームに時間を費やすことなどないだろうから。そう考えると悲しい気分になる。何が悲しくてそんなことをせねばならないのか。そしてその考え方は完全にブーメランだということに気がついて、二重に悲しくなってしまうものだ。

 

いずれにしても、私は早いところこの無料ゲームから抜け出さねばならない。大切な時間が切り取られてしまうからだ。

私はioゲームを通して得られるものはなかった。むしろいらぬ悪癖を得たばかりか、マウスクリックのしすぎで腱鞘炎にさえなり、肉体的にもかなりの苦痛を伴った。

ただより高いものはないということである。だが、そうわかっていながらなかなか抜け出せないのだ。底なしのアホだからだろう。このくだらないゲームたちに、そもそも手をつけるべきではなかった。