頼む!あともう少しだけ

全てがナンセンスです

孤独なる半無職

人と会うのが怖いのである。いや、違う。人と会うことで、自分を知ることが怖いのである。自分にまともに向き合えば、仕事もない空っぽな自分と、矛盾した人生に突き当たり、精神崩壊を起こしかねない。

 私はもう長いこと、自分を守るために人との接触を絶ち、友人とも滅多に会わないし、友人に会いたいとも思わない。祖母にも会えない。合わせる顔がない。誰にも会いたくはない。もはや人間として終わっている。私は病気であろう。

今後、仮に仕事についたとして、鬱が再発・悪化するのが本当に怖い。だが病院には行かない。行くだけの金がないし、治療をする方法もないだろうから。ただ、日々を緩やかに死んでいるわけである。

今も、なぜ生きてしまっているのかがよくわからない。なぜここまで生きながらえてしまったのか。実家に寄生しながら他人に迷惑をかけ続け、そして生きていることはわかる。私は罪人でもある。

いつか姉から、私は田舎の古民家で一人で暮せばいい、と言われたことがある。おそらく孤独で行動力のない私を指してそう言ったのだろう。そのとおりである。誰も知らぬ惑星で誰にも会わず生きていても同じことだ。もう誰とも接触しないのだから、誰もいない土地に行っても何の問題もない。姉もそう言いたいのである。

だが、本気で好き好んでそうしているわけではない。本当は、それなりに他者と関わりながら生きたいと思うのだ。だが、どうしようもない自分を守るためには孤独をやめることなどできない。落ちるところまで落ちている。そしてどこまでも屑である。