仕事ができない

私は仕事ができない。できないといっても完全にできない状態というわけではない。勉強ができるとかできないとか、そういう類のできない、である。

作業をしていると、なにかしら、結構、ミスをやらかす。注意力散漫と言ってもいいのかもしれない。本質的にかなり適当な性格なのもあって、できる人間ではないのだ。他の人に比べても、かなりミスが多いと自覚している。

そういうわけで多くの人に迷惑をかけ続けているのだが、今日もまた、結構なミスをやらかした。明日と明後日は休日だが、またそのミスに苛まれることだろう。 

私の場合、そのミスに後から気がつく。これが厄介だ。何かをやらかした後、たとえば数時間後にそのミスに思いいたる。ミスをした以上、正直、そんなことを思い出さない方がかえって健康的だと思うのだが、そうもいかない。突然、ひらめきのようにミスが頭に降って湧いてくる。

そんな時、ミスを訂正できる環境にあればいいのだが、今回のような場合は結局ずるずるとやらかしたミスを引きずってしまうわけなのだ。

いや、そもそもミスをやらかさないように気をつければいいのだが、そうもいかないらしい。今回の場合はどうかと考えた。どうしてもその仕事に対してやる気がないことが、ミスという形で出てくるわけなのだ。そう、今の仕事に対して、私はやる気がない。

興味のないことに集中力が続かない。それは私に限らず、普通のことだと思うのだが、普通の人はそれでもどうにかミスなくこなすだろう。私の場合は様々なミスをするので、一種病的な感じもする。同じミスは繰り返さないように気をつけてはいるが、すると別のところをミスする。今の職場でできるだいたいのミスはやってのけた。やはり注意力が欠陥なのだと思う。

ところで私は整理整頓もできない。これは小さい頃からそうで、今は少しはマシになったが、中学生あたりには部屋の中が雑然としていて足の踏み場もない状態だった。多分、これも仕事ができない原因の一つだろう。病院にかかったほうがいいかもしれない。

そんな人間が、社会生活など送れるはずもない。今の私があるのは、私自身がそうだからなのであろう。できることなら生活保護でも受けて、社会に出ずにひっそりと消えたい。