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全てがナンセンスです

栄養ドリンク依存人間の私

酒は呑まない。タバコも呑まない。健康体に思える。私はそういう人間だ。

が、実際は全く健康体などではない。最近は栄養ドリンクに依存している。酒などよりもよっぽどたちが悪いかもしれない。

かつてレッドブルがもてはやされた時も、私の精神の拠り所は栄養ドリンクであった。今の私もそうだ。私の頭は常に霧がかかっているような状態。人との会話もおぼつかない異常者なのだが、栄養剤を飲んだ時には気が紛れる。霧は晴れないが、いっとき苦しみから逃れることはできるのである。

私が呑んでいるのはモンスターという栄養ドリンクである。一本200円。金のない身の上で何をしているのかとは思うが、これでぐったりとした一日にある程度活を入れられるならと口にしている。

気を紛らわすという意味では酒を飲んでも同じなのだが、口に入れた瞬間に一日の活動を停止してしまうので呑まない。酒を呑んだら頭が働かなくなるという認識があるので、心因的なものもあると思う。酒豪であればかえって呑んだほうが頭が働くのかもしれないが、私は呑んで冴えるほど、できた人間ではない。

モンスターは口にした瞬間に気がつく。ゲロゲロに甘く、かき氷のシロップにコクを足したような味。砂糖をそのまま喉に流し込んでいるようなものだ。健康に良いはずがない、と。

高麗人参根エキスが入っているが、だからどうしたという感じだ。高麗人参をパッケージの全面に押し出し、なんとなく健康にいいですよとアピールをしているのがなんとも浅ましい。

だが、そういう堕落的な飲み物こそ私にふさわしく、もうこれに依存してしまった。この数日、毎日呑んでおり、糖尿病一直線だし、きっと腹も出てくるだろう。もう終わっている。

金を出して健康を失う。最悪のコンボである。悪魔の飲料である。